再開について今のところ見通しが立っていません。
今後の発信方法も含め、検討中ですのでよろしくお願いします。
中・高等部の美術で、ストリングアートの制作に取り組みました。ストリングアートとは、土台に打った釘に様々な色の糸を掛けて模様を表現する現代アートの1つです。一部の生徒は昨年度に制作していますが、今回は大型でより緻密な作品作りに取り組みました。
最初に、自分で考えたデザインに沿って木板に釘を打ちます。描いたデザインの上に目印となる小さな凹みをポンチで付けておき、その位置を指先で確かめながら金づちで釘を打っていきます。
釘の高さをそろえるため、治具を使って1本1本丁寧に打ちます。初め、金づちの打音を怖がる生徒もいましたが、繰り返し練習することで怪我もなくしっかり釘が打てるようになりました。
釘が曲がってしまった場合は、ペンチを使って真っすぐに直します。
背景となる木板を黒色で塗装します。スプレー塗料を初めて使う生徒もいましたが、筆やペンを使わなくても色が変わっていく不思議な感覚を楽しみました。
視力や指先の感覚を最大限に使って、釘に糸を掛けていきます。ストリングアートには糸を掛ける一定のルールがあり、その決まりを守ることによって美しい模様が表れます。
途中で糸が絡まってしまった場合でも、できる限り自分で解いて制作を進めます。
次々にできていく新しい形に驚きながら完成した模様を想像し、楽しみながら糸を掛けていきます。掛ける糸の高さも変えることで、奥行きと立体感が出て、平面画とは異なる表情が出てきます。
選ぶ糸の色と掛け方でも、作品の印象は大きく変わります。個性豊かな作品がたくさんできました。
完成したストリングアートは、明日から15日(日)まで岡崎市美術館にて開催される『ハートフルっ子展』に出品します。他の作品と一緒に、ぜひご鑑賞ください。
個々の生徒が得意なトコロを中心に、みんなで協力しながら作っていきます。
最初の制作はムカデの爪から。和紙を水糊と混ぜて練りながら爪の形を作ります。
脚の形づくり。段ボール紙を折り曲げたり
切ったりした後、布テープで形を固定します。
組付けた脚に和紙を貼っていきます。和紙が破れないように丁寧に伸ばしながら段ボール紙の上に乗せ、その上から水糊を刷毛で塗って接着します。
針金を使って胴体の骨組みを作っていきます。
実際のムカデの写真を見ながら、教員と一緒に1つ1つの体の節を作っていきます。
胴体へ和紙を貼っていきます。音楽に合わせて楽しく紙をちぎったり…
声掛けに合わせて、教員と一緒に色紙を糊付けしたりして、胴体の虹色を表現します。
指先を使うことが得意な生徒は、細かな凹凸を確認して脚にも色紙を貼っていきます。
嫌われることの多いムカデですが、大きくして見たり
触って確認したりすると、意外に愛着のある顔をしていることが分かります。
制作したムカデの張子は、12月11日(水)~15日(日)の期間に岡崎市美術館で開催される『ハートフルっ子展』にて展示します。会場は岡崎盲学校の近くなので、ぜひ他の作品と一緒にご鑑賞ください。